試筆、試筆、試筆…。
場内は試し書きをする人たちで大渋滞。そんな様相でした。
試し書きを楽しまれるお客様たち
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2019年8月23日(金)、遂に「文具女子博 #インク沼」の本番を迎えました! 過去に「文具女子博」を2回実施してはいたものの、 今回は万年筆インクに特化した文具女子博。 今までとは様相が異なります。
「大丈夫なのかなぁ? インクだけに特化しちゃって、 お客さんは満足してくれるのかなぁ? さすがに対象を狭くしすぎちゃったかなぁ?」
開催前の心境としては、それはもう不安だらけなわけで…。
さて、開催日当日を迎えました。
「文具女子博 #インク沼」で販売したインクの種類は約1500種。 ほぼ全てのインクを試し書きできるように、 サンプルを準備しました。
ほぼ全てのインクを試し書きできるようにした
万年筆のインクはそれなりの高単価商品。 色味や滲み具合などを実際に書いてみて、 ちゃんと確認してから購入したいという心理は、 当然のことといえば当然のことです。
とはいえ、 私たちの想定以上にお客様は真剣に試し書きに向き合うんです。 私のような素人から見ると「こっちのブルーと、 あっちのブルーで、何が違うんだろう…?」 って思えてしまうレベルだったりする。 でも確かにお客様の試筆帳を見せていただくと、私のレベルでも「 なるほど!同じ青でも質感が違う」 ということを実感できたりするのです。
インクの世界、ハンパなく奥深いぞ!!!
他に驚かされたのは、インクを好きな方たちの“紙” へのこだわりです。私のような“ごく一般的” なノートしか使ったことのない人から見たら、 これもまた新鮮な光景でした!
紙の書き心地を何度も確認するお客様
紙質や紙の色によって、 インクの滲み方や色合いが違ってくるのは当たり前の話。つまり「 インクと紙と万年筆」が一体になってはじめて、 理想に近づくんでしょうね。
今回の企画の目玉は「 全国の文具店のオリジナルインクが一堂に会す」という点。 そこに尽きます。北は北海道から南は鹿児島まで、 全国のオリジナルインクを同じ場所で一気買いできるだけで、 それはそれでインクファンとしてはとてつもない価値なのです!
うさぎや(岡山県)のオリジナルインク。 ご当地のジーンズの色をイメージしたインク
地図に試し書きができるように、試筆紙を演出(多山文具店)
全国の文具店だけでなく、 万年筆メーカーさんや紙のメーカーさんなどの多大なるご協力もあ り、「文具女子博 #インク沼」は大いに盛り上がったのでした。
開催3日間トータルで、約5, 000名ものお客様にご来場いただきました。 もう感謝しかありません!
お客様のたくさんの笑顔を見られたことで、「あ~、# インク沼やってよかった~」 とようやく安堵感を得られたスタッフ一同でした。
また来年も勿論、開催しますよー!!
開場後に一瞬で完売してしまった文具館コバヤシ( 静岡県)のオリジナルインク「静岡茶」
万年筆初心者向けに、インクLIFEを提案
2019年10月
文具女子博実行委員会事務局 スタッフ一同